住宅ローンについて(ネット系金融機関と地方金融機関の違い)
今日は、住まいを求める時に大きな焦点となる住宅ローンについてお伝えしたいと思います。
お金を借りる時には、大きく分けて
①全期間固定金利(フラット35)
②地域の金融機関(例:山形銀行等)
③ネット系金融機関
の3つに分けられると思います。
一番金利が安いのが③のネット系金融機関となります。
au自分銀行では0.169%ですし、SBIやイオン銀行では0.38%と大変安い金利があります。
しかし、ここで注意が必要です。
弊社のお客様も最近はネット系を選ばれる方が大変多いです。
しかし、最終的に下記のリスクを考えて地銀さんにお願いしている方が殆どですので、皆さまにもお伝えしたいと思います。
注意1:実行日がいつになるのか?
通常の地方銀行(山形銀行、荘内銀行、きらやか銀行、JA等)の場合、融資は着工時又は土地の決済時期に全額実行されます。
全額実行されるデメリットは、支払いがスタートするということです。
メリットは、今のお安い金利で確定してスタートできます。
それに対して、フラット35とネット系金融機関は、建物が完成してから融資を実行しますので、例えば半年後の金利が万が一高くなってしまう場合もありえますので、そのリスクは承知の上で進める事が必要です。
注意2:繋ぎ融資について
ネット系、またフラット35は、注意1でお伝えしたように建物が完成した時に融資実行されます。
では、完成前に払わなければいけないお金(契約金や着工金等)はどうやって支払うのか?
自己資金で支払える方は問題ありませんが、通常は繋ぎ融資というものを利用します。
これは、契約時、着工時、上棟時のお支払いを短期融資を受けて建設会社に支払うというものです。
もちろん金利が掛かりますし、団体信用生命保険を掛けることもできます。
ここで大事なポイントをお伝えします。
万が一、完成前に施主がお亡くなりになってしまった場合、そこまで支払ったお金については団体信用生命保険で支払われますが、完成後の融資(契約金額)を相続人が借入できなければ、建物は完成できないということになります。
更に団体信用生命保険に加入していなかった場合は、そこまで支払った借金が残り、建物は完成しないという最悪な事が起こってしまいます。
なので、金利が安いのは魅力ですが、どんなリスクがあるのかを知ったうえで対策を講じて利用する事が大事です。
今回はネット系と地銀さんの違いについてお伝えしました。実際にどこの住宅ローンが良いのか?についても、ご来店頂けましたら、お伝えできますのでお気軽にお立ち寄りください。
では失礼します。