頭のよい子が育つ家 ③
本日は久しぶりに頭のよい子が育つ家シリーズについてお伝えします。前回まで①子供部屋を孤立させない。②家中を勉強スペースに!についてお伝えしましたが、今日は「子供と家族の記憶に残る空間を演出する」です。
これは、お家によっては幼少期からの家族の写真を飾ったり、子供の習字を飾ったりと色んなやり方があると思います。お子さんが色んな所で本を読んだり、お母さんに本を読んでもらっている写真を飾るなんていうのも素敵だと思います。
四万十先生は、こんな方法を載せてますのでご紹介します。家族で使う本棚に家族の想い出の本を集める。例えば、お父さんが昔勉強した本や、小説など家族の様々な本をまとめて置くと、親が子供の本について質問したり、子供さんが興親の本に興味を示して会話が弾んだり、両親の昔に触れることに繋がるそうです。(これは弊社で実際にあった話ですけど、お父さんが昔建築家を目指していて、何らかの原因で別の仕事についている。でもそのお子さんが建築を語るお父さんの話に興味をもって建築の道を選んだという話や、音楽雑誌を見て昔バンドを組んでいたお父さんから音楽に興味を持つようになった等)親の影響ってすごく大きい事が解ります。親の影響といっても、親の都合で進む道を決める過干渉ではなく、子供が興味をもって自分の意志で進むのは、どちらが良いかは大体想像がつくと思います。
また、先日行った住まいと育児セミナーでカウンセラーの北沢先生が話してましたが、こどもに本を読んで欲しいと思うなら両親も本を読む事だそうです。親もしていない事を子供にやらせるのは難しいので、宿題をしている隣で仕事をするのも良いそうですよ。また良く本を読むお子さんの学力が高い子が多いという話もしておられました。
そこで、本を置く場所が重要なのですが、なるべく分散しておくことが良いそうです。子供は、色んな本を探しながら見つけては読むという習慣が身に付き、ノマド式勉強法にも繋がるそうです。宝さがしのように、リビング・廊下・書斎・子供室などに本棚を作り、あえて家族の本も分散する。親が子供の部屋に自分の本を取りに行って、日常会話をするメリットや、実際に本に興味をもってくれると思いますよ
ぜひこれから家を新築する予定の方やリフォームする方は、本棚を多めに作ったり回遊式の間取りにする事をお薦めします。ぜひお気軽にお声がけください。