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社長のつぶやき

ヘルシーライフ・コンセプト

弊社の物つくりはヘルシーライフ・コンセプトに則っています。このヘルシーライフ(健康な暮らし)を実現するための考え方を説明します。

まず基本性能として断熱・気密・換気の3要素がとても大切です。

断熱:断熱性の高い住まいは家中の温度が一定となり、健康住宅には欠かせない1要素です。断熱性能は数値で表されます。UA値やQ値というのがその数値で、小さいほど断熱性能が高いと言えます。弊社では、UA値0.34以下を目指しています。(HEAT20 G2という健康基準値)しかも弊社では1棟1棟計算によって出していますので、だいたいこの性能という不確実なものではありません。

気密:気密をあげる理由はまさに健康の為です。ストローで飲み物を飲むことを想像してください。穴の開いてないストローは液体を飲むことができます。穴だらけのストローだと液体を飲めませんよね?これが気密の高い住まいとそうではない住まいの違いで、家じゅうを綺麗に換気するには気密が必要です。気密性能の低い住まいだと、空気が淀む個所が出てきて、この淀みが結露をもたらします。常に結露が起きるているとカビが生え、カビが発生するとほぼ同時にダニも発生するといわれています。このダニの死骸などを吸い込むとアトピー性皮膚炎になったりします。これを防ぐには気密性能が大事です。気密性能は相当隙間面積といって、1㎡あたりの隙間を計測する事で解ります。弊社の基準は0.36c㎡/㎡以下(平均値は0.20)こちらも1棟1棟気密測定器を設置し計測します。しかも構造体の状態で計測するので、不完全個所をなくすこともでき、気密測定をするタイミングも大切にしています。

換気:次に換気です。建物内の空気には目に見えないカビ菌など多くのVOC(揮発性有機化合物)があふれています。このVOCは空気よりも重く、家族が寝静まった夜中には静止空気となり床面に降りてきます。床から30cm以内が一番汚い空気が溜まっているといわれています。ではこの30cmには誰が生活をしてますか?大事な赤ちゃん、ペット、そして布団で寝ている高齢者などです。これを解消するには、床排気の換気扇が有効です。弊社では全棟床排気の換気システムを採用しています。しかも第三種です。ダクトを使った給気は行いません。理由は、絶対に健康に良いとは断言できないからです。またこの換気システムを使う理由は、フィルターが外部にあるという事。通常の換気システムは天井の中に設置する場合が多く、脚立に上がり天井点検口を開けてフィルターを引っ張りだします。若いうちは良いのですが、80歳から100歳まで住む家でこれが可能でしょうか?弊社では末永く健康に住んで頂くために外部にフィルターのある換気システムを採用しています。この換気効率を上げるためには気密性能の大事で、断熱性能を発揮するためにも気密性能は大切です。断熱・気密・換気の3つがどれも大事で、健康のためには欠くことができません。なので、まずはヘルシーライフコンセプトの基本中の基本はこの3要素を数値化し、全棟で間違いない性能を確認をすることからスタートします。

次回は、基本以外にも大切な部分をお伝えしますね。

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